コロナ禍における雪ケ谷工業の経営と対応力③
2020年11月に坂本社長にお会いして以来、何度かお話を聞く機会があり、これまでも記事にさせていただきました。今回も同社の特筆すべき取り組みについてブログとしてご紹介させていただきます。
こちらの内容は同社のwebサイトで公表しているサステナブルレポートのトップページです。こちらのページで紹介されていますが、同社は 一般社団法人日本能率協会開催のKAIKA Awards 2022、第3回 SDGsクリエイティブアワード GOLD AWARDなどで様々な賞を受賞しています。
同社の取り組みが評価されている理由は様々ありますですが、筆者が最も注目しているのは、全社的な取り組みになっているという点です。そこには坂本社長の強い思いがあってのことです。坂本社長は、とある勉強会でSDGsの取り組みを聞き、その重要性を感じ、すぐさま行動に移しました。自社内での勉強会を開催するなど、社内への浸透、定着を図ることを目指しました。ただ、やはり社員の理解を得るためには相当程度時間を掛かったようです。でも、それも繰り返し繰り返し粘り強く伝えることで、現在の全社的な取り組みにまでなってきたとのことです。現在は、若い社員を中心に社内への浸透を進め、営業にも展開されていますが、やはりまだまだ課題もあるようです。
ここから先は私の私見ではありますが、次のステージはお取引先、そしてその先にいる消費者への浸透だと思います。結局、消費者である私たちが提供されている商品の原料や生産がどのような方々がどのような工程で作られているのか、しっかりと考え購入するようにならないと、ご紹介した取り組みもこのままではいち企業の取り組みで終わってしまいます。このようなより良い社会作りを目指す企業の取り組みを私たちは知ることで、何をすべきかを考え、行動するきっかけになれば良いのではないかと考えています。
実際の取組内容の多くは、省いていますので同社の専用ページをご覧ください。
https://www.yukilon.co.jp/sdgs/