折り紙、おりがみ?

こちらの製品は石川金網の製品ですが、普通の社員が何気なく思いついたことで製品化に至りました。石川金網は来年100周年を迎える従業員35名の老舗企業です。老舗中小企業がなぜこのような製品を生み出せるのでしょうか?それは石川社長が唱える企業理念や社員に訴えかける言葉にあります。石川社長は常に社員全員が製品開発部員だと話しているそうです。製品開発は専門部署が担うのが一般的だと思いませんか?でも、石川社長は中小企業こそ変化が大切であり、変化をし続けるためにも全社員を製品開発部員だとしたわけです。でも、製品開発は常に意識し考えていないとできません。そこが石川社長が繰り返し繰り返し”変化”を訴える言葉にあるわけです。

私は“変化“は言うほど簡単ではないと思っています。石川社長にその旨伺ってみると、それはその通りで特に年齢の高い社員ほど難しく、古参の社員は何人か辞めてしまったとのこと。新たな製品を世に送り出すことの難しさを改めて感じる日でした。