2021年新入社員の研修スタイル

就職情報大手のディスコが実施した2021年の新入社員研修に関する調査で、リアル・会場型が中心と答えた企業が5割を超えていることを知りました(ブログトップページをご参照ください)。昨年の研修は殆どが在宅で初出社が6月といった企業もあったと聞きましたが、コロナへの対応力が高まっているといったところでしょうか。

規模別でみると”〜299人”は6割がリアル、1000人以上はリアルが4割を切り、オンラインが、“リアルとオンライン半々“と“オンライン“を足すと約5割に達します。拠点が広域に跨っているかどうかがポイントだと思われますが、コロナ以前は当然に集合していた研修が変化してきたのは間違いなさそうです。

それにしてもリモートワークで研修を予定している人事部の方々の苦労を想像してしまいます。セミナー講師の方々は会場の受講者の表情や会場の雰囲気を感じてメリハリをつけたり、スピードを調整するなど工夫していますが、リモートワークではなかなかそういう訳にはいきません。受講者側も気心知れる前の仲間同士だと発言タイミングが取りずらく、どうしても自由討議やグループワークが盛り上がらない傾向にあります。これを従前のカリキュラムのまま実施すると、新入社員のモチベーションを下げかねません。中小企業診断士も企業に出向き、従業員の方々を集めた研修の講師やモデレーターなどを行います。私たちが直接、間接問わず、関わった取組で好評、不評があればご紹介していきたいと思います。