ストーリーで訴求する

この写真のお寺、すぐにわかりますか?

 

日本史の教科書に出ているとても有名なお寺ですので、すぐにわかる方も多いと思います。

 

…答えは、銀閣寺です。

 

一昨日、京都に出張し、予定が早く終わったので、足を伸ばして見学してきました。

修学旅行のときに訪問した記憶がないので、おそらく初訪問だったと思いますが、実際に訪れてみると想像していたより小さく控えめで意外でした。ひょっとしたら、銀閣寺と知って見学しなければ、そうと気づかなかったかもしれません。

 

それでもコロナ禍の中でも私を含めたくさんの観光客が訪れていたのは、いうまでもなく日本史で誰もが一度は学ぶ室町時代の代表的な寺院であり、抜群の知名度があるからでしょう。

 

歴史的な建造物には、その外観から圧倒されるものもありますが、銀閣寺のように、そうではない一見すると地味なものも多くあります。このような建造物は、その歴史的価値を正しく伝えることによって、多くの人が訪れるのだと思います。

 

そう考えると、一見地味でSNS等ではその魅力を伝えにくい商品やサービスを販売する場合、言い古されたことですが、ストーリーで訴求していくことがやはり大切だと思います。商品やサービスにまつわるストーリーを多くの方に知ってもらい、共感を得ることによって、ユーザーに受け入れられていくのだと思います。

 

商品やサービスをストーリーで訴求する、そのことの大切さを銀閣寺を見ながら改めて認識しました。